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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2015年度 Vol.32

大根が300本もとれました!

年長が夏に種を蒔いた大根の収穫に行ってきました。

大きな大根がたくさん実っていました。「赤い種と青い種あったよね」と楓。そういえば足りなくて買い足したのが別の色でした、よく覚えていたね~。でも違いがないくらいどちらも大きく育っていました。ここ数年はよその畑で収穫だけをさせてもらっていた大根です、今年は自分たちの畑で育てました。「どこでも好きなところの抜いておいで~」子どもたちはわぁ~っと駆けだしていって太いのを探しました。「でっか~い!」スポンスポンと抜けていきます。二股や三股になったのを引き抜くと大喜び。抜いても抜いてもまだまだあります。全部抜いて数えると約300本もありました!それも太くて立派な大根です。車でかもめに運びましたが、1本ずつは持って帰りたいとのことで、1人1本抱えて帰りました。帰り道会う人会う人に「いい大根がとれたね~」と声をかけられていました。大根を干している家の前を通った時、その干し方に亜季が「頭で考えた干し方だわー」と感心していました。

 かもめに帰って大根洗いです。縄を丸めてたわしを作り1本1本ゴシゴシと水洗いしました。この日はそんなに寒くなかったものの、水洗いでどんどん手が冷たくなります。途中遊び出す子もいる中、次々と洗っている瑞歩。洗った大根をその場で切って試食です。他のクラスの子たちもやってきて試食が続きます。「辛い」「いや辛くない、美味しい」
 夕方、洗った大根を園庭に並べて大根屋さんの開店です。お店の前にずら~っと並んでお客さん(お迎えのお母さんたち)を待つ年長です。最初のお客さん春太のお母さんがやってきました。「いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!大根はいかがですか?」次々お迎えのお母さんたちが買ってくれました。「すごくいい大根だね~」「年長さんが本当に作ったの!!すごいね」皆に褒めてもらい大満足。年長だけでなく銀士・怜真・琥太郎なども声を張り上げてお客さんを呼んでくれました。お客さんに好きな大根を選んでもらう暇も与えず春太は「これでどうですか?いい大根ですよ!」本当に良さそうなのを選んでいます。

 新聞でくるくるっと巻いて手渡してくれます。その時に新聞の端をキュッと折って渡してくれたと十悠のお母さんが「この子はお手伝いをしてる子なんだ~」と感心していました。壮が「辛いよ~」と声をあげます。(えっ!?それじゃ売り上げが落ちる… ?)壮「曲がってるのは辛い、まっすぐなのは甘いですよ~」(なるほど)。年長が「1本100円、2本200円、3本300円… 」と説明、このあたりまで聞いて「あ、特におまけはないわけね」と創也のお母さん。なかなかしっかりものの店番です。春太は最後まで大根屋さんを頑張っていました。皆様お買い上げいただきありがとうございました。

 翌日残っていた大根をまたまた洗って、今度は漬け物用に干しました。亜季が感心していた2本の大根の葉をしばって干すやり方です。裏の柵にずらっと干しました。円山動物園に行った日、帰って来てから「ごんじり」用の大根を切って干しました。小さく切り込みを入れてハンガーに干しました。かもめの中にも外にも大根がいっぱいです。

 次の月曜日、おやつには「ごんじり」干した大根を醤油と酢で味付けしたものです。夕方からニシン漬けを漬けました。外に干した大根を中に運びます、葉がしおれているので「大根オバケだぞ~」と子どもたちがやってきます。高川が買ってきた大きなキャベツ(札幌大球という漬け物用のキャベツ)を運んで大喜びの年長。キャベツをちぎり、大根・人参・ニシンを切っていきます。キャベツはあんまり小さくしなくていいよ~と言われたものの、大きすぎたり小さすぎたり。包丁を使う時は「猫の手」を何度も言います。お迎えのお母さんたちにも手伝ってもらって、あっちでも「猫の手」こっちでも「猫の手」、それでもなっていない子がいてヒヤリとします。材料が揃ったら、漬け物樽に順番に入れていきます。同じところに偏らないよう入れるのも難しいですね。塩も麹も生姜も入れて重石を乗せました。葉っぱは糠漬けにしました。

 別の日残っていた大根をたくあん・玄米漬け・こうじ漬けにしました。玄米漬けを漬けた時には寿司桶に残った玄米を争うように食べ「おいしい!おいしい!」と年長。どんな味になるかな?お楽しみに!

(記:谷)