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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2017年度 Vol38

かめ組、初挑戦!

 1月下旬に、山小屋の駐車場にあるおっきい松の木を、勝さんがチェーンソーで倒すのを見ました。その次の日、「ねぇねぇかめさん、勝さんがみんなに手伝って欲しいことがあるんだって!」と言うと、すぐに「いいよー!!」と啓生。「なになに!?」とみんな集まってきて、やる気満々です。気になる勝さんのお手伝いはというと、松の木の枝払い!倒れた松の木の枝をノコギリで切るお手伝いです。なんとかめさん、初めてのノコギリです!
 年長が先生になって子どもたちに教えました。年長は「いいかい、ここ(刃)持ったら危ないからね」「歩くときは刃しまうんだよ」と危険のことから、「まっすぐ(切るん)だよ」「ここなら切れそうだよ!」と切り方まで丁寧に教えていました。それを聞いてかめ組の子どもたちも真剣に枝を切っていましたよ。私が驚いたのは、切れないからと途中で「やめた」と言う子がいなかったこと。細めの枝から切り始めた子もいれば、初めから少し太めの枝を切り始めた子もいました。みんな枝が切れると、「切れたー!!!」と大喜び。あっちでもこっちでも「切れた!見て!!」と大声で呼ぶ声が。それを見て年長も「こんなに長いの切ったんだよ!」と自分のことのように喜んでいました。そんな子どもたちの姿が微笑ましく、成長ぶりが嬉しかったです。
 一つ切れると、次はもっと太いの切りたい!もっと長いの切りたい!と枝を探しては切っていましたよ。一人で切るのがなかなか難しかった幸喜も、一緒に教えていた悠里が、ノコの刃が安定するところまで一緒に切り、一人で動かせるようになったら幸喜に任せ、「がんばれ、がんばれ」と応援していました。つまずいたとき大人が助けようとすると、「一人でやる!」と幸喜。自分でやりきるんだ!と言う気持ちが表れていました。そして時々助けてもらいながらも見事切り終え、「これ持つ!」と言って自分の切った枝を嬉しそうに持っていましたよ。
 去年今の年長が前年長に(今の1年生)に教わっているのを見ていたので、1年でこんなに成長するんだ。ととても感動しました。教え方も大人顔負けで、自分がしてもらったようにしているのかな。これも経験なんだな。と感じました。次の日も「ノコギリやりたい!!」とよっぽど枝を切ったのが楽しかった様子の子どもたち。来年どんな姿を見せてくれるのでしょうね。とても楽しみです!

(記:合田)