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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2018年度 vol25

11月22日にちょうちん祭りが行われました。子どもたちの歌やリズムが見ているみんなに感動を与えました。
年長の親と職員から感想が届いてますので、何回かに分けて皆さんにお知らせします。

ちょうちん感想第1弾!

~中里父より~

 とにかく運動会からちょうちん祭りまでの幸喜の成長ぶりにびっくりしました。運動会では跳ぶのがやっとだった縄跳びが、ちょうちん祭りではみんなと同じように走って跳んで一周するなんて本当にびっくり!!詳しく聞いてみると、なんと前日に跳べるようになったとのこと!!
 前日の朝、幸喜が「今日、ちょうちんやりたい!!」と泣き出して、話を聞いてみると太鼓と縄をみんなに見せたいらしく、とても熱い気持ちが伝わってきました。
 そして本番、頑張って作ったちょうちんが灯り、自信に満ち溢れた大きな声でみんなが歌い、リズムもいつもと違う雰囲気で、見ていた人を魅了する何かを感じました。感動です。
 ちょうちん祭りに向けて、ちょうちんを作り上げ、それぞれの子ども達の想いを歌にして、それを大勢のひとの前で歌いきる!この事がどれだけ子どもを成長させるかを改めて感じるちょうちん祭りでした。
最後に、見に来て頂いた乱拍子の方が「こんな素晴らしい保育園は他にどこにもありませんね!!」と感動を言葉にしてくれました。
 あの一体感、感動は他にないと私も思います。

~中里母より~

 ちょうちんを作り始めてまず思ったことは「幸喜はどうやって作るのか?」という事でした。
家で牛乳パックを切る時も、自分の好きなように切り刻む。絵を描くのも、紙いっぱいにグルグル描く状態。こんな感じで、はたしてちょうちん作りはどうなるのだろう?出来ないという心配はなかったけれど、どんな風になるのだろう?とは思っていました。
 10月30日ちょうちん作りスタート。子ども達が話している内容を理解しているのか?合田も高川も困惑の中のスタートとなりました。
 出来上がりに時間がかかるという予想以上に時間がかかり、高川はお兄さんの葬儀も出席せず出勤。20日目でようやく出来上がりました。
 幸喜満面の笑みで見せてくれたちょうちんを見てビックリ!!細かく○を何個も何個も描いていて、その中に絵の具を塗っている!!しかも背景にも!!まさかここまで描かれているとは思いませんでした。


(提灯後に描いた幸喜の絵)

 ちょうちんを見て・・・つきっきりで見守っていてくれた事に気づきました。
見守るだけでは出来ない!!どの様な方法で、こんな素晴らしいちょうちんに仕上がることが出来るのか?きっと何か秘策があるに違いない!!と思い高川に聞きました。
すると、○を塗りつぶさないように初めは付箋を付けて背景を塗ったとの事でしたが、その後に作った年賀状は、1人で描く・ぬるを仕上げたと聞き驚きました!!ちょうちん作りの中で力がついたと思いました。幸喜の可能性を発見してもらい、親では気づかない、どうしたら良いかわからない所を探してもらい本当に感謝です。その子、その子によって、この場合はどうしたら良いか?引き出しをたくさん持っている方々に保育してもらえて親も子も幸せだなと実感しています。
ちょうちん作りも一筋縄ではいかない年長でしたが、リズムも普段見ている方ならお判りかもしれませんが、親も大丈夫かな?と思うような感じでした。実際ちょうちん祭りが近づくにつれ、高川は眠れない日々を過ごしていたようです。
 それが蓋を開けてみてビックリ!!合田は「本当にくじら組のあの子たち?」と泣きそうになった(泣いていたと思いますが・・)と話してくれました。歌、リズムが進むにつれ、保育士達がざわめく、しまいに藤原も最後の挨拶を忘れるくらい。
こんなに本番に出し切る力を目の当たりにして、子ども達の力がこんなにあったのか!!と改めて知る事ができました。
 ちょうちん祭りが終り驚いたことは、皆さんの反響の多さです。夕悟は翌朝起床後すぐに「幸喜すごかったね。」と、太田はるひとは帰宅後「幸喜すげー!」と、高桑とばるは「ちょうちん祭り感動した!」。春子は家でお母さんにピアノを弾いてもらい年長の歌を歌っていると聞きました。
子ども達が日々取り組んでいる姿、一生懸命行っている姿は、見る子にも心に響き、感動となっている!!その事に気づかせてもらいました。ありがとうございます。
普段から子ども達を見守って励ましの声をかけて頂くことで、幸喜はやる気になりどんどん成長しています。かもめには「お母さん」がたくさんいて本当にありがたいです。
これからも叱咤激励のほど、よろしくお願いします。
 ちょうちん祭りのお祝いプレゼントとして、子ども達に何を残してあげることができるか?何を喜んでくれるか?という気持ちで、獅子舞&太鼓をやる事になりました。
全員が得意なわけではなく、どちらかと言えば不得意の人もいたと思いますが、誰一人反対はいませんでした。きっと子供の為を思って、「自分ができる事をやろう!」「やりきってやろう!」という想いがあったからだと思います。
 練習は時間のあいている時に出来る人がやろう!というスタンスでやりました。無理はしないで自分ができる事をやる!という気持ちですが、練習を重ねれば重ねるほど、みんなの気持ちが「どうやったら一番良いものになるか?」というものに変わっていったと思います。
 何より練習も苦でなく、これを子ども達に見せたらどんな感じになるだろう?という楽しみ&ワクワクの気持ちが大きかったのかな。
そんな親達の想いが、ちょうちん祭りで子ども達が120%の力を見せてくれたことにより、さらにヒートアップしました。
 一人では出来ない事も、みんなの力を合わせればやり遂げる事ができる!何より本当に楽しかった!!
親がその事を感じる事で、子ども達にもその気持ちや仲間の大切さを伝える事ができたら何よりだと感じています。
この時期、この様な取り組みで子ども達に何か気づいて欲しい!感じてほしい!との想いでしたが、実際私が一番やりきることが出来て、充実感&満足感を味わせてもらえました。
卒園までのかもめ生活!!子どもはもちろん、親もまだまだ楽しみたいと思います。

~栗林父より~

 全員がどの項目も最後まで自信を持って、胸を張って発表していた事に感動しました。前日迄の話を聞いた時に、本当は出来るのに、出来ないように見せかけているんではないかと疑うほどでした。運動会の時から全員が同じベクトルを向いて、一丸になって取り組んでいる事がはっきりと目に解るようになりました。このメンバーで生活するのも残り僅かですが、何処まで全員が成長するか本当に楽しみで仕方ありません。日頃はあまり関わる事が出来なく恐縮ですが、子ども達の黒子となり成長を支えていきたいと思います。
 保育士の皆さんの日頃の温かいご指導に改めて感謝致します。引き続き、何卒宜しくお願い致します。
(お祝いの食事のテーマはオッペルとぞう!栗林父さんがオッペルとして登場しました!)

~栗林母より~

 去年の提灯祭りは、将雅が入園して3日目でした。感動が大きかったようで、すぐに年長さん一人一人の歌を覚えて歌っていました。そのうちに、「将雅、もう歌決めた!」と言って自分で歌を作ったり、「石田みたく歌が上手になりたい。」と話したりしていました。きっと、今年の提灯祭りは去年からずっと楽しみにしていたのだと思います。去年の年長さんのようになりたいという憧れが、提灯作りの意欲に繋がったのかなと思います。また、子どもたちが年長さんの姿だけでなく、大人へも憧れを抱く姿を見て、親や保育士が本気で取り組む姿を見せることの大切さを改めて実感しました。
 もう一つ子どもたちから学んだことは、体を自由に使える(リズムや手先を使う課題)ことが大きな自信につながるということです。粗大運動、微細運動両方の発達の重要性を知り、改めて家庭での生活を大事にしていきたいと思います。
 最後に、親たちの出し物で獅子舞に取り組んだ感想をお伝えします。私は、最初の方の練習に参加できず、太鼓が上手く叩けませんでした。周りはできて、自分だけできない恐怖や情けなさを感じた時、ふと子どもたちのことを思い浮かべました。子どもたちは、課題や縄跳びなどの壁にぶつかった時、こんな気持ちだったのかと実感を伴って理解することができました。子どもたちが、難しいことへも諦めずに仲間と支え合って取り組む姿に勇気をもらいました。
 子どもたちの姿からたくさんの事を学ぶことができた提灯祭りでした。本当にありがとうござました!


「竜」将雅作

年長の親によるプレゼント(獅子舞)