1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2017年度〜2021年度
  4. 2018年度 vol9

かもめニュース

kamome news

2017年度〜2021年度

2018年度 vol9

「ワニ泳ぎ」、エビ獲り、ボード・サーフィン!!
2018 「海生活」で  かもめっ子 大はしゃぎ

「観測史上初の猛暑、…」と言われる今年の夏ですが、かもめっ子たちはこれ幸いとばかりに海生活を楽しんでいます。
以下、くじら、かめ、かに組の海生活の様子をお知らせします。

かに組 ≪エビ獲り先生、次々誕生!≫

 ようやく夏本番。海に入ってもにぎやかな声が聞こえるようになってきました。
 知恵がエビ捕りのアミを片手に、かに組の子を従えて「みんな‘ワニ泳ぎ’で付いてきていてね。そしたらエビあげるよ」と声を張り上げると、みんな言われたとおりワニ泳ぎになり、知恵先生の後についていきます。エビが捕れると、我先にアミに手を突っ込み、争奪戦です。
 しばらくすると、しずくと雫がアミを持ってきて「石田、エビを捕ってあげるから、ワニ泳ぎで付いてきてね」と子ども先生が増えて笑ってしまいました。このエビ、かもめの子ども達、大人も大好きイソスジエビです。
 この日は浅瀬で気持ちよく、ずっとワニ泳ぎを楽しめた日でした。
* ワニ泳ぎ 水底の砂に手をつけて動き回ること。
 ボードは最高の遊び道具です。押して進んだり、半分体をのせバタ足して遊ぶのも足腰をしっかり使います。
 悠志、絢斗はボードだと安心するのか、体をゆだねバタ足します。両脇には、璃子と彩恵がしっかりサポートしていました。最近、陽翔はボード上の立ち乗りに何度も挑戦し、ついに、できるようになりましたよ。
雄貴「海、気持ち良かったー。お日さまいっぱいうれしかった〜」
 こんな言葉を毎日子どもたちから聞かれるように、いろいろな遊びを通して体いっぱい夏を楽しませたいと思っています。

(石田)

かめ組 ≪水中メガネをかけ、バッシャーン≫

 梅雨の様な長雨も終わり、気温の高い日が続き、ようやく海遊びが始まりました。エビ取り、ス タイロホーム(ボード)を押したり、立ち乗りしたり、海の中での「ワニ泳ぎ鬼ごっこ」、砂浜から走っての飛 び込み、そして、泳ぐ。
 泳ぐ子も、日に日に増えてきました。そこで、泳いでいた子に、かもめの水中メガネを貸すと、 「かして、かして」と次々に集まって来る子どもたち。この反応の良さが、かめ組の良いところです。 水中メガネをつけるとバッシャーンと勢い良く飛び込み泳ぐ子、海面に顔をチョンとつけて「およいだ!」と自信満々な知恵に玖宥。「ザリガニがみえた!」、「貝だ!」、「かにだ!」、「魚だ!」と沢山の物が見えて興奮する与人。「魚 みえた!」の声に反応して恐る恐るでも、海の中への興味が勝ちメガネをつける創也。「初めてだから…。」と逃げ腰だったみわは、「みんなも初めてだよ」と言うと、 周りを見回してやる気に。お互いの使いたいと言う思いがぶつかる心奈と遊月。さらに、そんな「やってみる!」の勢いに乗ってきたのが、かに組の悠志、陽翔。
水中メガネ一つとっても、子ども同士の刺激でどんどん遊びが変化していき、繋がりも生まれ、また成長していく姿が見られ驚かされます。こんな、光景が海では日常的に繰り広げられています。子どもたちが、海生活を存分に楽しむためにも、早寝早起き、朝・夕のメリハリある生活が大事です。ご協力よろしくお願いしますね。

(樋詰)

くじら組 ≪海 入りたーい!≫

 海かもめがスタートしてしばらく雨が続き、海へ行けなかった幼児組でしたが、やっと暑くなり海で遊ぶのが気持ちよくなってきました。
 海へ入る前に、紅白帽を使って「増え鬼」、「手つなぎ鬼」などを砂浜でたっぷり遊び、子どもたちから「海入りたい!!」と言い出して、スタイロフォーム、網を持ってジャブジャブと勢いよく入って遊んでいます。(暑い日は海の中で鬼ごっこ。)
 年長からかに組までみんな「えーび つーれろっ♪」と歌いながらエビ獲りをしています。麻陽の網にはいつもエビが入り、まさにエビ獲り名人! さすが年長だな〜と感心します。(合田の網になかなか入らない時にも、2〜3匹は入っています。やっぱりエビ獲り歴が違う…?)
みんながエビを獲っているのを見て、「どうやってエビ釣るの?」と幸喜も興味を示します。最初はみんなと一緒に網を持って獲っていたのですが、何日かしているうちに自分で獲れるようになって、「合田ー!! 見てーーっ!! エビ釣れた!!」と獲れるたびに大きな声で喜びを伝えてきます。一回出来るようになると嬉しいんですね。「またエビ釣ってくるわ!」と何度も何度も。
 かもめでの海生活が今年初めての将雅は海が楽しくて楽しくて、ずっと入って遊んでいます。飛び込んだり、泳いだり、走ったり。同じく初めての瑞希も海の中で側転をしたり、でんぐり返しをしたり楽しんでいます。
 かめ組の時、海にあまり入りたがらなかった子が多かったので、どうしたら海が楽しい!になるのか、今年はどうなるのかと思い悩んでいたのですが、一度入るとずっと入っている子が多く、全員が海に入って遊んでいる時間が長いのが嬉しい驚きです。
 雨の日が続いていたとき、新園舎全部を使って鬼ごっこを毎日していたことで、体を動かすのが楽しくなったのかも知れません。(1時間ずっと鬼ごっこをしたときもありました。)海での遊びもだんだんダイナミックになっていっているので、これからの子どもたちの変化がとても楽しみです!
くお願いしますね。

(合田)

「海生活」ができる環境で 地の利を活かした保育を

 今の年長がかめ組の時、ほとんどの子が陸(おか)組で、保育士は頭を悩ましていました。 ところが、今年は初日から全員が海に入り、途中、砂浜に上がっても、誘いかけるとすぐに海に入ってきます。おか組のいない海かもめは何年ぶりだろう。気持ち良いなぁ!
 ただ、昨年までの「おか組生活」のツケは残っています。 ボードに乗っても余計な力みが入り、バランスを崩しボードごとひっくり返ります。浅瀬なのに、落ちるのを怖がり体を固くしてしまいます。何とか水上で遊ぶ楽しさを味わわせたいと、ボード上に立った子どもを手をつないで支えながら一緒に走ってやったりしてみました。
 海が嫌いだった理世が「海 楽しい!」と、満面に笑みを浮かべたときはホッとしました。
 他にも、「顔に水がかかるのがイヤ!」と言っていた子どもたちが、バシャバシャ潜って楽しんでいるかに組やかめ組に刺激されたのか、少しずつ顔を水につけるようになり、今ではちょっと長い時間持続でき 、海中から上げた顔に満面の笑みを浮かべます。
 そんな子どもたちの姿を見ていて、お互いに刺激し合う集団の大切さを改めて感じました。子どもたちの登園が少しずつ早まり、ほとんどの子が揃って海へ入れるようになったという状況の変化も好結果に与(あずか)っていると思います。
 北の地の夏は短く、海で遊べる時間はすぐに過ぎてしまいます。かもめの子どもたちが享受できる「地の利」と「時の利」を存分に活かした保育を…と願っています。

(髙川)