2018年度 Vol.39
お別れ会食 本日のメニュー~
皆さん卒園式お疲れさまでした。卒園式での年長さんの姿は、給食室の中からずっと見てきた年長さんより一回りも二回りも大きく見えました。いつでも保育園に協力的なお父さんお母さんたち。その熱い思いは子どもたちにしっかり伝わっていたんですね。
さあ今度は私たちの出番!と給食部も「お別れ会食」に取組みました。
子どもたちがホールに入ると、テーブルの上にはホイルに包まれたいい香りのする「何か」が置いてあります。
「今日は保育園で年長さんのお祝いをしよう」「おいしい料理を作ってくれる人を呼んだので、入ってもらいましょう!」「どうぞ!」
入ってきたシェフを見て、みんなザワザワ。お呼びしたのは「トラットリアオッティモ」の深見シェフ。くじら組啓生のお父さんです。
遠藤「みんな知ってる?」
子どもたち「啓生のお父さん!」
そこでシェフがイタリア語でご挨拶。これには子どもたちも聞きなれない言葉なのでキョトンとした顔でいましたが、料理を見たとたん歓声があがりました。
ホイルで覆っていたのは、豚の丸焼きでした。顔もあばらもももやロースも部位ごとに分割されて丸ごと焼かれて置いてあります。泣いたり怖がったりする子は誰もいません。深見シェフが肉をカットしている様子を食い入るように見ていました。
豚肉の横には深見お母さんが作ってくれた「3匹のこぶたパン」。中央の大きいテーブルには、豚肉の付け合わせのジャガイモと丸ごと玉ねぎのロースト、グリーンサラダ、ペンネの甘酒入りトマトソース、スフォールマート、揚げパンが並びました。スープは鶏ガラでとった白菜とトマトのスープ。
全員が席に着いたところで、年長さんがひとりずつ「すずめ」の新しい替え歌を披露してくれました。卒園式で歌いたい!と考えていたそうです。みんな実に堂々と歌ってくれました。
啓生と将雅は鶏ガラをとって大喜び。後半深見シェフ豚の頭に包丁を入れ、上あごと下あごを割って見せてくれ、子どもたちからは「うわぁー!」と歓声があがり、
「歯があるけど虫歯だね」「ここが目だ」など興味津々。
顔の横に置かれていたサルシッチャ(腸詰)は小さい子たちに人気でした。
今回豚と鶏の体がわかるように見せられるようにしたのは、深見シェフのお力を借りて、「命をいただいている」ことを感じてもらうためです。
食後にかめ・くじら組は「命をいただく」という本を読んでもらいました。何か子どもたちの心に残っていたらうれしいです。
おやつにはセミフレッドというアイスケーキを食べました。
(文責 遠藤)