2019年度 Vol35
山小屋でソリ三昧
1月末から始まったかめ組の山小屋生活。あっという間に2月も後半になってしまいましたね。今年は雪が少ないので林間コースは滑れず、ロングコースは石がちらほら……。まずは雪をかぶせて石を埋めるところから始まりました。
積雪もあり、そうしてなんとか滑れるようになったロングコース。いざ滑ってみると!?途中で転がってしまったり、バランスを上手く取れずにあちこちクネクネ、フラフラ…まるで酔っ払いです。それでも「酔っ払い運転だ~」と笑っている子どもたちですが、ブレーキのタイミングが合わなくて、前の子と衝突…ということもありました。
それでも毎日のソリ遊びで今では手や足を使ってコース取りが出来るようになり、スピードに負けて後ろへ寝そべってしまっていた体が今はしっかり起こしていられるようになりました。今年初めて山小屋生活を経験する賀久、壮真、A、真理も友達とつながって滑ったり、スピードを出して滑れるようになってきました。みんな「上から行きたい!」「どっちが速いか勝負しよう!」と楽しんでいます。
そんなかめ組ですが、友達との言い合いが山小屋でたくさん見られるようになりました。自分の意見をぶつけてたくさん話し合う。友達を意識するからこそのぶつかり合いですよね。競争心も思いやりもここから生まれます。山小屋生活から心も体も成長しているかめ組の姿が見られています。山小屋での生活もあと残り少し。たくさん遊びまくろうと思います!!
(志部谷 記)
かめの雪明り
前日から降っていた雪が、山小屋周辺に積もっていました。朝からスコップを持ってきてせっせと雪山作りが始まりました。志部谷チームと市村チームと2つに分かれて、どっちのチームが大きな雪山を作れるかと競争です。各チーム作戦があり(それはお互いに内緒だったのですが)、志部谷チームは雪を持ってくる人と固める人で分かれて作業、対する市村チームは志部谷チームが作戦会議中にどんどん雪を積む、という作戦です。この日は雪山を作る作業で終了し、次の日。午前中に子どもたちに「どこにロウソクを置こうか?」と投げかけました。一瞬シーン…とする中、雫が「イルカの形にして置きたい」。じゃあどうやってイルカの形にしようかとみんなで悩み、しずく・A・陽翔も案を出しますが、なかなかしっくりこない様子でした。市村が「昨日作った雪山を2つ使ったらどうか?」と案を出してみると、「つなげてみよう!」と声が上がりました。雄貴が「(近くに木があるので)後ろにつなげたら、火をつけたら木が燃えちゃう。前に道を作って木を囲めばいいんじゃない?」と提案すると、みんなが「いいねいいね~!!」と盛り上がりました。そしてその日の午後、外に出るとさっそく道作りが始まりました。雪をダンプで持ってくる絢斗、雪を固めて形作る璃子・彩恵と、役割を決めて自分たちで作っていることに驚きました。
夕方、自分の好きなところに穴を掘って一人ひとりロウソクを置いていきます。作った道に並べて置いたり、雪山の頂上に穴を掘って置いたりして、ついに点灯!!自分の置いたロウソクに火が灯ると「わ~!!!」と歓声が上がります。陽が沈んで暗くなってくると更に綺麗に光りました。かめの雪明り大成功~!!
豆まき第二弾!?
2月25日朝。昨夜から降った雪が積もって、外に出ると雪かきから始まりました。スコップを持って雪かきをして……いたはずなのに!?なんだか「ウオ~ウオ~」と雫としずく。なんだろうな?と思って見ていると、周りにいたかに・かめの子たちが山小屋入口に団子になって固まっています。
「鬼は~外~!」と悠志は雪玉を作り投げている…!あれあれ?今日は豆まき?鬼じゃないはずの陽翔、雄貴、絢斗はいつのまにか鬼になっていて斜面から転がっているし…。(節分の時、本物の鬼が転がっていたのを見ていたの?あんなに怖がっていたのにいつの間に見ていたのだろうか…)それを見たかにの子たちも転がっているし…遅れてきた節分!?節分の時には鬼が怖くて豆を投げられなかったけれど、今回の豆まき(雪投げ?)には立ち向かえた子どもたちでした。
美味しい干し柿が出来た
一番最初に作った干し柿が完成し、山小屋で給食の後のデザートとしてみんなで食べました。あんなに渋かった柿なのに…うまいうまい!!
(市村 記)