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かもめニュース

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2022年度

2022年度Vol.19

海合宿 出来たよ!!

(2泊3日で予定していた合宿が延期になり、やっとできた合宿でした…!)
9月7日海かもめ合宿をしました。年長がホッキカレーを作って海でみんなで食べたのです。8月30日に年長で植えたじゃがいもを暑い中、熱中症を気にしながら掘ってきました。どれだけとれるか心配していたのですが掘れば掘るほど出てくるじゃがいも。「うわ~ここにもあるわ」「みんなここ見逃してるよ!まだあるしょ~!」思ったよりたくさん採れました。前日はカレーの材料をみんなで買いに行きました。「人参、玉ねぎ、じゃがいも、豚肉~♪」と歌いながら「豚肉入れないよね。」と気づき、「人参、玉ねぎ、じゃがいも、ホッキ~♪入れて」と歌い直していました。
・チーム玉ねぎ(ひかり、湊都、緋文、堀内)
・チーム人参(栞菜、心実、花心、夕悟、那帆、夏井)
・チームじゃがいも(こころ、空、大喜、歩雅、樋詰)
ホッキの処理や今までずっと一緒にカレー作りをやってきてくれた高川、小島の力も借り、始まりました。
チーム玉ねぎは皮のむき方、切り方も筋に沿って切るなど堀内に色んなことを教えてもらいながら進んでいきます。「良いよ!」「うまいね~。」「それでいんだよ~」時には堀内の大きな笑い声が響きます。「目が痛くなってきた」鼻をつまむ緋文。それでも「痛い、痛いね~」と笑う堀内。子どもたちも泣き笑いで進めていきました。こっちまで笑いたくなります。

チーム人参は縦半分、更に4等分のいちょう切り。「半分はこうでしょ」「4等分は?」と考えながらも人参が転がるのでヒヤヒヤ。窓からから入る風で玉ねぎの匂いが人参チームの方へ。「目が痛いんだけど。」と何故か玉ねぎチームより先に水中眼鏡をつけながら格闘です。
チームじゃがいもは手も動くけど口もよく動く大喜と歩雅。足元にはむきこぼした皮がちらばっていました。まるで皮の海か?というほど。その横でこころと空はゆっくりではありますが集中して皮むきをしていました。皮むきを終え、包丁で切り始めると「ぎゃあ~痛い、痛い」大泣きの歩雅。え!?なにがあったの!?と見てみると指を切ってしまいました。洗ったあとよ~く見ると絆創膏で済む傷でした。あ~びっくりした!ケガの後は集中し、切り進めました。
「見てごらん」とホッキの下処理をしている高川のもとに集まるチームの作業を終えた子どもたち。すると「やってみたい」と栞菜、夕悟が言い、半分に切ったホッキのウロとりを張り切って行いました。
野菜の炒めるところまで終わると浜に行きかまどでの火おこしです。前日から石や白樺の皮、流木や乾燥した端材を集めてかまど作りを行いました。小さい子も協力して近くから木を拾ってきたりと総力戦。鍋がぐつぐつしたところにカレー粉と約80個のホッキを入れてホッキカレーの出来上がり~!!「早くちょうだい」「もっと入れてよ」と大盛況!!おかわりもたっぷりして2つの大鍋は空っぽ。美味しかった~~。「毎日作ってー!」と声も上がりました。

合宿のお話、絵本の『モチモチの木』に合わせて親たちが奮闘してくれました。夜に点灯したモチモチの木はとても綺麗でしたよ。手作りの箸袋、翌日の朝食のランチョンマットは持って帰って家でも使っているようです。


モチモチの木

本物のようですが実は手作りの切り絵!!

光る行灯

~懇談会から~

今回の懇談の話は「日々の生活において話を聞いて理解できる事」聞き流しが多いのはなぜかを親たちと話し合いました。理解力は個々に違いは出てくるが、子どもの課題だけではなく担任も含めた大人の姿勢も問われるお話が出来ました。また絵本についても話し合いました。先日、高川が「かわいそうな象」を読んだ時の子どもたちの反応です。「どうして毒の入っているイモってわかったんだろう」「象がかわいそうだ」「象は毒って分かったの賢いよね」「人もかわいそうだよ」「なんで爆弾落としたのかな?」「人を死なせたいからじゃない?」「なんで~爆弾落とす人も人なのにね。」空に向かって「戦争するな~」と叫ぶ姿もあり、次の日ヘリコプターが飛ぶと「戦争はしないで」「戦争いやだ~」とか「あれはヘリコプターだから爆弾は来ないよ」「そっか~」と子どもたち同士会話していました。目を赤くしている子ども、頭を抱えてうつむく子ども。驚いたことにロシアによるウクライナ侵攻にまで話が広がりました。絵本や紙芝居などを通して文化性をどのように伝えていくかを話し合いました。物語を通し、その中に入り込み擬人化して気持ちがわかる姿に感動だけでは済まされない感情を抱いた日でした。

(夏井・湊 記)

ありがとうございました!

9月11日(日)園舎管理委員会でウッドデッキのペンキ塗り(張碓)、海かもめからの丸太運びを行いました。参加してくれた塚越さん、亀山さん、長友さん、和仁屋さん、菊地(美)さん、浅野さん、吉田さん、奥田さん、村松さん、お父さん、職員の阿部、ありがとうございました!