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もっと知りたい

しつもん箱

かもめ保育園についてQ&Aを用意しました。「食」「本・おもちゃ」「生活」「リズム運動」「入園」「その他」の疑問にお答えします。

食について

Q:給食はどんなものを食べているの?

 かもめ保育園は、『食』をとても大切にしています。
 給食は野菜中心のメニューで、バランスよく栄養を摂取できるように1回の食事で15~30品目の献立を立てています。味付けは薄味で、食材本来のおいしさを感じさせることを基本にしています。また、咀嚼(そしゃく)をとても大切にしています。かたい物でもよく噛んで飲み込めるように、切り方や調理法など工夫をこらしています。献立も豊富でひと月に2度同じ献立になることはありません。はじめてかもめの給食を見た親たちは、「こんなに食べるの?」とびっくりするほどです。
 調理に使う食材は、園庭での菜園や、かもめ保育園OBの農家の協力のもと、じゃがいも・枝豆・大根・しいたけなど、子どもたちが自分たちの手で種から育てた野菜を収穫し、使用します。お味噌汁の具や漬け物など、収穫の喜びや美味しさを子どもとともに分ち合います。
 かもめ保育園の行事食は、子どもにとっても大人にとっても楽しみの一つです。
運動会や卒園式は、一品持ちよりで、バイキング形式になります。その品数、約30品。来賓の方々やおじいちゃんにおばあちゃんも毎回喜んでくれています。
また、食の学習会などを催して意見交換などもしています。
クリスマスは、毎年、物語をテーマにしたごちそうがならびます。子どもたちは、「今年はなんだろう?」とワクワクドキドキ。あまりにもきれいすぎて「たべるのもったいない」とひとこと。
 おいしい食事をみんなで楽しく、食べる意欲を大切にしています。

Q:お弁当を作ることに自信がないのですが… どのようなおかずがいいのですか?

①3食のうちの1食ですから、1日のバランスを考えて入れてください。
②野菜を中心に薄味にして素材の味が分かるようにしましょう。
③焼いたり、煮たり、和えたりすることで同じ素材でも食感が代わります。(和え物の場合は、和えごろもを代えるだけでもワンパターンを抜け出します)
④お汁の具を多めに入れて、取り出して味付けすると、それで立派に一品になります。
⑤見た目も食欲に関係があります。色のきれいなもの一品を入れると弁当を楽しみにしますよ。

Q:赤ちゃんが手づかみで食べてるけど、スプーンで食べさせる教育はしないの?

 手づかみで食べることは、指から伝わる触覚を育てます。また指の関節を発達させ、道具を持ちやすい手にします。0才児は特に、道具の使い方よりも、食べたいものを好きなだけとって食べることで、意欲を育てることを大切にしています。

Q:子どもにアレルギーがあります。給食の除去はできますか?

基本的には何でも食べて免疫力をアップさせることで健康な体を作ることを基本に考えています。アレルギーなどで「除去」が必要な場合は、医師の診断書をもとに、親と担任と栄養士との話し合いの中で考えていきます。

本・おもちゃについて

Q:子どもに読み聞かせる本はどのような本が良いですか?

①本には対象年齢が書いてありますが、本を理解するには読書歴が大いに関係します。
 初めて読んでやる場合は、年齢にこだわらず、対象年齢が低い本から読んであげるのがいいでしょう。
 その後、子どもの状態を見ながら難易度を上げていってください。
②子どもが何に興味を持つかは、それぞれ違います。興味を持った本を何度もってこられてもそれに応えてあげましょう。(何度続こうが、子どもが飽きるまで。)
③絵と文がうまく融けあっていると思う本を選びましょう。耳から聞こえる言葉と挿絵が一致しないと、子どもは物語の世界に入っていけないのです。不自然なけばけばしい色彩のものは避けましょう。
④年齢によって興味の持ち方が違うように思います。
 2歳:子どもの日常生活に添った絵本(「みんなうんち」「くまくん」シリーズなど)
 3歳 昔話(「おおきなかぶ」「3びきのやぎのガラガラドン」)
 4歳 物語絵本(「おおかみと七匹のこやぎ」「3びきのこぶた」)
⑤20年以上読み継がれている本も一つの目安になります。(裏表紙などの初刷年月日をを見るとわかる)

Q:なぜ一日に一冊しか絵本を読まないのですか。

 次々に読むと、子どもは内容を混同してしまいます。年長でさえ、後半になって長編ものを読むようになると、園で読む本と家で読む本を混同してしまう例がよくあります。子どもは親に読んでもらう心地よさから、「読んで欲しい」と次々に絵本をもってきます。そんな時は、その日に読んだ本を繰り返し読んであげてください。

Q:小さい子のおもちゃはどんなものを与えていますか?

 手ざわりが良く、ほどよい重みのある木製の良質な玩具を与えています。特に0才児はあらゆる感覚器官をとおして、脳に刺激を直接刷り込みます。プラスチックでできた玩具は、冷たく、軽く、触った時の感触が良くありません。最近では、『科学物質が溶け出す』ということも報告されています。豊かな五感を育てるためにも、安全で、かつ自然の感覚を育てる玩具を吟味して与えています。

Q:子どもがテレビゲームを欲しがります。与えるかどうか迷っています。

なるべく与えない方がいいと思います。
①脳の未熟な子どもに電磁波の与える影響は大きいのです。
②ゲームをしている時は、むずかしい操作をして頭を働かせているように見受けられますが、実は、前頭前野は働いていない状態にあります。
③ゲームは人との関わりがない遊びです。コミニュケーション能力がつくられず友だち関係の難しさを乗り越える力が育ちません。
④できるだけ本物と触れあう体験をさせて、五感の働きを豊にすることが、この時期の子どもには何より大切です。

生活について

Q:早寝早起きはそんなに大事なんですか?

 昔から『早寝・早起き』と言われるのには、理由があります。早寝することによって、成長ホルモン(ドーパミン)がたくさん分泌され、逆に遅く寝ると成長ホルモンの分泌が少なくなることが分かっています。また、人間の体は眠っている間に体温が下がり、血圧も低くなっています。『朝食』は下がった体温を上げ、血液の循環を良くします。子どもたちが活き活きと活動するためには、このバランスのとれた朝食(エネルギー)が必要です。脳や体にエネルギーが行き渡ると、頭も体もスッキリと目覚めてくれるのです。
 この大切なエネルギーをしっかりととるためにも、早起き・早寝の『生活のリズム』を確立することが何より重要です。
 日頃帰りの遅いお父さんとふれあう時間は、お父さんも早起きをして一緒にご飯を食べるなど、子どもの時間に合わせたふれあいの時間が望ましいところです。ふれあう時間の多さよりも、ふれあう時間を大切にすること(量より質)が何より大切だと考えています。

Q:子どもが喜ぶのでアニメを見せています。テレビは良くないですか?

 子どもが喜ぶことでも控えさせた方が良いものがあります。テレビもその一つで、なるべく見ないようにした方が良いと思います。
 テレビは画面から画像と音声が「迎えにきてくれる」ので、自分でイメージする必要がありません。対話もありません。そのため、イメージを呼び起こす力、想像力が育ちにくいのです。また、テレビを見て喜んでいても、本を読むとか絵を描くという活動に比較して、脳の活動が非常に不活発なことが研究で明らかにされています。ゲームの項で触れたことと重複しますが、友だち関係が希薄になり、他者と交わる力が育ちにくくなります。仲間と群れて遊ぶのはむずかしいこともあるけど面白い、ということを気づかせてあげたいですね。

Q:寒い冬でも薄着・裸足で保育していると聞きました、風邪をひかないの?

 足は第二の心臓とも呼ばれ、大変重要な部分です。薄着で戸外の風にあたり、裸足で適度な刺激を与えることは、脳細胞を活発にさせ、自律神経をたくましく育てます。(最近ではアレルギー体質や、ぜんそくなどを治していくことが分かってきています)これによって風邪をひきにくい身体がつくられていきます。
 また、かもめ保育園ホールの床は全て「ひのき」を使用しています。ひのきは弾力性に優れていて、足に無理な衝撃を与えないと同時に、転んだりした場合でも大きなケガになりにくいのです。
 靴下をはいていると「ひのき」のやわらかさ、あたたかさといった快い感触を脳に伝わりにくくなります。裸足・薄着で遊ぶことにより、よりたくましく健康な身体づくりと同時に、活発な子どもを育てます。

Q:洗濯物がとても多いようですが、汚さないしつけはしないの?

 子どもの遊びを観察していると、大好きな遊びが「水~砂」→「砂~土」へと発達に応じて変化することが分かります。豊かな五感を育てるためには「触覚」がとても大切です。この『さわる』という皮膚感触を全身からたっぷりと受けることで、心も体もたくましく成長します。
 かもめ保育園では、毎年砂を新しく入れたり土を入れたりして、子どもたちの遊びが底尽きることなく遊べるよう心掛けています、洗濯物の多さは、子どもがたくさん遊んだ証拠なのですから、親としては少しの苦労を喜びに変えていってほしいと思っています。

Q:今まであまり子どもに歩かせていません。子どもが付いていけるか心配です。

 だいじょうぶですよ。新しい子どもを迎えたときは、比較的近いところで遊んだり、いっぱい走り回る遊びなどで足を使うことになれさせたり、いろいろな配慮をします。近くの山へ遊びにいったときなどで、帰りが無理そうな場合は、年齢の低い子がタクシーを利用することもありますので、それに便乗するとか、いろいろ考慮します。

リズム運動について

Q:リズム運動というのは、どういう運動なんですか?

 リズム運動は、全身を動かして体をしっかりつくることを目的にしています。子どもたちはピアノ伴奏に合わせて走ったり、跳んだり、転がったりします。リズム運動を積み重ねると、自然に体力がついて運動能力が高まります。詳しくは、リズム運動のページをご覧ください。

Q:ロールマットや両生這い、どうしてそんなことを毎日するの?

 ロールマット上で子どもにマッサージを行ないます。これには血液の循環を良くし、子どもの緊張した身体をほぐす効果があります。子どもが一日すっきりと元気に遊べる準備をしてあげるということでもあります。
 これを続けることで、手、腰、腹筋、背筋等が強いしなやかな身体になります。子ども自身が自分の身体に自信を持ちます。年長になると、もっと素敵な身体になりたい自分から進んで何度でもやる子もいます。

~ロールマット~
 ロールマット上で子どもにマッサージを行なうことですが、これは血液の循環を良くし、子どもの緊張した身体をほぐす効果があります。子どもが一日すっきりと元気に遊べる準備をしてあげることに繋がります。手、腰、腹筋、背筋等を強くし、身体をつくるための土台中の土台です。

~両生這い~
 最近では、ハイハイを十分にできないまま、立ってしまう子どもが多いといいます。足の親指でしっかり蹴るということで、人間が正しく歩くことのできる土台をそだてます。この全身運動を十分にすることにより、運動能力の基礎ができ四肢は、バランスよく発達します。
足の蹴り・筋力を強くし、股関節を柔軟にする効果があります。

Q:リズム遊び、子どもたちは嫌がらないの?

 子どもたちはリズムが大好きです。リズムの心地よさを体で感じているのでしょう。子どもたちの発達に合わせてリズムを行なっているので、難しいステップや舞踊等は、年長児にならなればできないものもあります。
 小さなクラスの子も、歌やピアノの音を聞き、体を揺すったり、跳ねたりして、大きなクラスの子のまね(模倣)をします。
 子どもたちは、年令や発達により、出来なかったリズムができるようになったり、体が思うように動くことの喜びを、リズム遊びを通して知ることができるのです。

入園について

Q:何歳から入園させるのが理想ですか。

 小さければ小さいほど、いいと思っています。それは、0歳は脳の可塑(そ)性に富んでいるからです。0歳の生活では、寝返り、ハイハイ、高バイ、立つ、歩くなど発達の順番を守り、その時その時の段階をしっかり越えさせることが大切ですが、早期の入園でそのことが可能になります。
 また、喃(なん)語、人見知り、離乳食と、その後の身心形成の土台になることがいっぱいです。その節目、節目で発達段階に応じた援助をしていくことが、その後の成長に大きな影響を及ぼします。
 子どものいろいろな弱さも手助けすることで克服できることがいっぱいあります。それも、年齢が低ければ、大きくなってからよりも抵抗が少なく改善できます。
 集団で過ごすことにより受ける刺激は成長の糧になります。入園が早ければ早いほど子どもの発達は促されます。

Q:札幌市からでも入園できますか?

 広域保育事業を行っていますので、小樽市以外からの入園も可能です。
江別市、札幌市中央区、西区、北区、手稲区から通っている方がいます。まずはお気軽にご連絡ください。

Q:送迎バスはありますか?

 残念ながらありません。
かもめ保育園の専用駐車場がありますので、お子様の送迎はお車でお願いすることになります。

その他

Q:かもめ保育園は、行事が多くて大変だと聞きました…

 確かに行事は多く、大変だと感じることがあると思います。行事の取り組みは、父母と職員が一緒に行います。仕事をしていくうちに垣根が取り払われ、お互い気楽に話すことができます。そんな中で、子育ての悩み、仕事のこと、家族関係のことなど、何でも話せる仲間を見つけることが多くあります。親たちが「この年齢になってこんなに親しい友達ができると思わなかった」などと言うのをよく耳にするほどです。
 みんなと力を合わせて作業をする中で、園のことも自分たちで作る保育園だと感じられるようになり、意見も力も出すようになってきます。他人の子も愛おしいと感じられるようにもなります。

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