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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2016年度 Vol29

もうすぐ運動会! 直前特集号!!(前編)

初めての挑戦! いくら組

 階段付き滑り台を登って降りてきて遊んでいます。晴子は軽々とやっていますが、百福は階段っていうのは登ったら降りてくるものと思っているみたいです。でも運動会では階段を登ったら滑り降りてきてほしいのですが、それは大人が勝手に決めていることと言わんばかりに、登ったら素早く降りてきます。凛子はあまり登りたいという気持ちが出てこなくて、下に座ったままでいると、それを悟った晴子、階段の上で小さな両手を広げておいでおいでを必死に繰り返しています。小さくてもすっかり先輩風が板についています。凛子は体調を崩しがちで休んでいますが、運動会までに登って降りてこられるようになるかな?

(高川 記)

登るよ、走るよ、しじみ組

 しじみ組の障害物競技は戸板を登って降ります。海かもめでは雨の日にテーブルと板を利用して登り台を作り遊んでいましたが、みんな登りたくて用意ができる前から登ってきます。「ちょっと待ってね、今ずれないように濡れタオルを置くからね」と言っても待てません。満面の笑みをうかべて、登ったり滑ったり立って降りたりを楽しんでいました。波打ち際やお散歩の時などは、よく「よ~いどん」で走りました。砂浜でもスコップにゴールテープを結んでやってみましたが、この時は喜んで走るのは彩恵だけで、悠志はゴールのゴムをひっぱったりくぐったりして遊び、雄貴と雫は誘っても知らんぷりでした。でも張碓ではあさり組と一緒に楽しんで走るまでになりました。大きい子の刺激は大きいですね。
 親子リズムは「♪のりまきまきまき」では、個性あふれるのりまきを作って下さいね~。リハーサルの時の悠志のお母さんの作っのりまき、美味しそうなのでつい食べたくなりました。みなさん思いきり子どもたちを喜ばせて下さいね。

(鈴木 記)

「それ引け、よいしょー!!」 あさり組

 しじみ組だった頃と比べて格段に活発になった海生活を経て、いよいよ運動会に臨むあさり組。
 障害物競走はタイヤ引き。海の頃から浜や堤防にタイヤを持っていくと「重い方を引っ張る!」と言って大きいタイヤの取り合いになる創也、怜旺。それを傍目に他のタイヤを引っ張り出すひよりや夢芽。そんな友達につられて日向や二咲、晃之介、心奈もやってきて、友達が戻ってくるのを待つようになっていました。折り返し地点で大人が「順番で待っててよー」と声を掛けると、口八丁手八丁で「創也の次に怜旺だからね、その次にひよりだからね」と整理を始めるのがひより。他の子も「ひよりの言うことだから」と納得したのか、ケンカも一時収まります(その後誰かがまた取り合いを始めるのですが)。
そんな中、以前はぼーっとしがちだった玖宥も最近は友達のしていることに惹かれて集まってくるようにもなりました。園前の坂道でタイヤを引いていると、転んでしまった玖宥。ぎゃーっと泣いて助けを求めています。でも「頑張れ!」「自分で立っておいで!」と励ましていると、泣きながらも立って、ゴールまでタイヤを引っ張っていました。
なかなかやる気が出せないのは円心や遊月。なかなかタイヤ引きを楽しめず、他の子のように「引く!引きたい!」となりません。励まして、のせて、やっとこさやる気を出してもすぐに縄を置こうとしてしまいます。でも、タイヤ引きは自我が拡大から充実に向かう頃、子どもたちが持っている力を十分に出し切るために獲得する、斜めの姿勢を使う大事な課題です。さて、本番ではどうなることやら。
 浜で力強くソーラン節を踊っていた創也。怜旺や晃之介もやってきて、踊ったり、バケツやら流木やらタイヤやらを太鼓に見立ててポコポコ叩いたりと、ソーラン節大好きな子どもたちです。海の上のスタイロフォームの上でも踊ろうとしましたが、さすがに動けず仁王立ち。あさり組みんなのソーラン節の腰の低さや、腕の運びをお見逃しなくご覧ください!

(谷・星野 記)

ジャンプ! だ~いすき!(かに組)

 押入れジャンプが大好きなかに組の子どもたちは、給食後「ジャンプする~!」と理世と麻陽が布団を引っ張り出し、ジャンプが始まります。上るのに困っている幸喜の手を引っ張ったり、お尻を押したりと助け舟を出す姿も見られ意欲的でした。灯里は上るのもジャンプするのも怖くて押入れに近寄れず、大人が手を貸して上っても飛び降りるときは、かなり躊躇してガチガチに固まっている状態でした。
そんな灯里も夏の海生活が終わる頃には、しっかり足の親指で押さえてビーチサンダルで歩けるようになり、土踏まずが形成されてきて、着地の衝撃を和らげてくれるようになりました。砂浜を歩いたり走ったり、川向こうまで遠出して砂の崖からジャンプしたり、テトラポットの上からのジャンプも何度も繰返して、喜んで遊ぶようになりました。最初は尻すべりのように降りていたテーブル2段重ねの上からも、へっちゃらで降りられるようになりました。
 かに組は運動会でテーブル2段から飛び降り、前転1回、コーンを回って次の人へタッチする障害物競争に参加します(最後の子はかめ組にタッチをします)。合同で取り組んで、かめ組からの刺激をもらっているところです。
かに・かめ・くじら組による紅白リレーにも挑戦しています。年長組の同じチームの仲間が、土いじりをしている理世と麻陽に声をかけたり、ある時は滑り台で遊んでいる幸喜の誘いかけに必死です。なかなか思い通りに行動しないかに組ですが、心優は声掛けにすぐに応対。やる気にスイッチが入ります。ふれあい公園でのリレーでも、心優は一緒に応援したり、白組が勝利すると飛び跳ねて喜んでいました。勝敗が少しわかるからか一緒に共感し合うことができます。
 「みゆ!はやかったね!」と年長に言われニンマリ!どや顔の心優でした。
かに組は半周のコーナーを走りますが、コーナーに沿って走るのはなかなか難しいことです。最初のころは、どこを走っていいのかわからず、真っすぐ走ってしまい呼び戻されたり、線の内側に入ってしまったり、バトンを渡されても立ち止まっていて「はやく はしって~!」と激を飛ばされたり。真剣な表情とまではいきませんが、それでもなんとか一所懸命頑張っています。
運動会ではうまくバトンが繋がるでしょうか。お楽しみに~!

(藤原 記)

「運動会に負けないように!」(かめ組)

 ホールで障害物競走をやっていた時の事です。「白組の勝ちー」「やったー!!」と白組の子どもたちは両手を挙げ大喜び、一方赤組の子はがっくりしています。すると直生と木乃花が幸大のところへ駆け寄り「どうしてちゃんとやらないの。負けちゃうよ」と真剣にやって欲しい事を伝えています。「だって間違っちゃったんだもん」初めは、自分は悪くないということをアピールしていましたが、2人の熱い訴えに言葉に詰まってきました。そこで考えた2人は「一緒にやってみよう」と言い、幸大の横にぴったりつき、、障害物の順番をひとつひとつ教えていました。
 さて、仕切り直してもう一度やることに。子ども先生のおかげで、幸大は次の子へスムーズにタッチすることが出来ました。よかったよかった。本番が楽しみです。
 障害物に丸太渡りがあります。咲良は初め怖くて、丸太に一人で立つことさえできずにいました。それを諦めることなく毎日まいにち出来るようになるまでやり続け、出来るようになりました。普段の様子からは想像がつかない、粘り強さが見られ、驚かされました。もうすぐ本番、子どもたちに熱い応援をお願いします。
 また子どもの全体リズムに「でんしゃがでんでん」があります。簡単だと思っていたのですが、やってみると友だちの後について行く事、片手は友だちの肩、右手は車輪になって回すといった動作を同時に行うことがとても難しく、列が斜めになってしまったり、乱れてしまいがちでした。それでもみんな大好きなリズムなので何度も繰り返し遊びました。当日は全体リズムにも注目です!

(石田 記)

年長くじら組の記事はボリューム拡大で次号掲載! お楽しみに!!