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かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2016年度 Vol10

早々の 暑さ喜ぶ あさり組

 つい最近まで上着を着て出掛けていたのが、気付けば半袖で過ごすことが多くなってきた今日このごろ。森の中はいつしかエゾハルゼミの大合唱が鳴り止まず、お昼寝の後に窓を開ければ、眩しい日差しと一緒になって、鳴き声が風に乗って響いてきます。
かもめニュースであさり組の事を載せてから、気付けばもう一ヶ月。「男子三日会わざれば刮目して見よ」ではありませんが、 日誌に書き漏らした、いや、ニュースにするためにあえて書き漏らせたエピソードの数々、ご覧くださいませ。

聞き捨てならない歌い間違い

 お昼ご飯を食べていると、色んな子が色んな歌を歌ったりしています。話題に関連するものだったり、 手遊びだったり、みんなで歌っている曲だったり様々ですが、何の脈絡も無く少し前のシーズンの曲が出てくることも。
ある日、創也が「おにはそと~ふくはうち~♪」と歌い出したので「『豆まき』久しぶりだなぁ」と思って聞いていると……。
「ふくは~こっそりにげていく~♪」
ん……? あれ……?
だめだよ逃げないで! 福は内に居て!!

かくれんぼ名人現る

 同じくご飯時。今でも玖宥と円心は眠くなる。円心は正直葉物とかばっかりお皿に残してうとうとしているので、狸寝入りのような気もしますが……。そんなときはいつも顔を洗いに行きます。行くときは嫌がっても、洗ってみるとすっきりしてまた食べられるから不思議なもの。
ある日、円心が顔を洗いに行き、後を追うように玖宥も洗面所へ。でも帰ってきたのは玖宥。「あれ? 円心は?」「え? 先に戻ったよ?」「来てないよ?」「え……?」
第二園舎のトイレ前洗面台から食事する部屋までは一直線。距離もほとんど無いのにどこへ消えた!? 見ると玄関の戸が開いている。庭か?! でも居ない! 一体どこへ!!?
「台所か?!」と思い、玄関からあわてて振り返ると、滑り台の下に何かがある。
「まさか……!!」
そーっとそーっとゆっくり忍び寄って覗き込むと、そこには口に手を当ててニヤニヤしながら隠れている円心の姿が!!
「みーつけた!」と言われても円心のニヤ二ヤは止まらない。完全にしてやられました。あー! 悔しい!!
それにしてもあの円心が、あんなに名前を呼ばれても、黙って隠れていられたことにびっくりです。さすが円心。いたずら女王です。

マッサージ名人現る

 今度はなんの名人かって、マッサージです!
ちょっと雨が続いた日の最中、かに組さんとホールでリズムしたり、じゃれつきしたり、 わらべうたで遊んだりする機会に恵まれました。
 藤原はたくさんの遊びを教えてくれたのですが、これは『きゅうりができた』という遊びで、 塩をふるしぐさでつまんだりくすぐったり、板ずりで転がしたり、最後はぱくぱく食べたりする楽しいふれあい遊び。 はじめは大人が子どもをきゅうりに見立てて遊んでいたのが、いつしか怜旺やかに組の幸喜が友達を転がし始めました。 「模倣だ模倣だ!」と嬉しく思っていたのですが、そのときの怜旺の手つきといったら! 妙に手馴れている風だったので お母さんに聞いてみると、家では夫婦でマッサージし合ったりしているそう。子どもは大人のしていることを、 なんでもよく見ているもんだなぁと感心してしまいました。

プールだ! プールだ!

 5月半ば。どうも暑くなってきたので昨年海かもめで使っていたビニールプールを早めに開放しました。 海かもめに向けて早めに水に慣れて欲しいとかいろいろ思惑はあったのですが……多くは語るまい。見てくださいこの顔。
 晃之介は、昨年、海かもめでは全然遊べなくて、寒さや冷たさに弱いのだろうと思っていました。おそらく今でもそうなのでしょうが、それにもまして「楽しそう!」という気持ちがあったから、こんな風にはしゃげたのでしょうか。
このとき晃之介は、ひたすら叫びながらプールの縁をぼこぼこ叩いて喜んでいました。その姿に触発されたのか、ひよりや日向もばちゃばちゃ水をはね散らす! 玖宥は余波を被って喜んでいる!!
「このカメラ防水じゃないんだ!!」
星野は悲鳴をあげてカメラを部屋に置き、プールにジャンプで飛び込みましたとさ。

これ、上に持って行きたいんだ

 とても天気が良いので、庭でどろんこ遊びをする機会もたくさんあります。どろんこ遊びは後始末が大変ですが、皮膚への刺激や指先を使うのにとっても良いので、出来るだけ許容してあげたいものです。
そんな中、日向が一台の一輪車に目を付けました。少し遠くから眺めていると、身長が足りないので上手く持ち上げられず、足を引きずりながらも一所懸命押して動かしています。
さらに見ていると、段を超えて、上まで持って行きたいのが見て取れました。 一輪車は高低差のある園庭の一番低いところに置いてあるので、なんとか持ち上げる等しなければ、 なかなか自由には動かせないのです。「どうするのかなー」と眺めていると、なんと日向は向こうから木の板を持ってきて、 上段に立て掛け、橋にしたのです。
 もちろん一輪車は重いので、なかなか微調整も効かずに板には載せられず、 最終的には日向も諦めて別の遊びに行ってしまいましたが、心奈も手伝ったりして、見ていて嬉しくなる光景でした。 きっと午後の遊びの時間、年長さんが一輪車を上の段に持っていくのを、日向は見ていたのでしょう。 子どもの見る力ってすごいなぁと感心させられます。もちろんこの間、大人は「がんばれー」等の 声援は送りましたが手助けや指示出しなどはなにもしていません。頑張ったのが大事なので、本人が満足したのなら、 載せられなくても良いんです。

ひゃぁ冷たい!! 川遊びへ

 よく晴れたある日、小樽市し尿処理場の方へ。以前も散歩に訪れたのですが、まだ気温がそこまで高くなかったこと、 水位も高めだったことから、入るのは断念した川に入りに行こうということで出発しました。躊躇せずに突入し、 雪解け水で結構冷たいのに「冷たい!!」と声を張り上げながらざぶざぶ歩く子と、入れないで佇む子、この差はなにがあるのでしょうか。
この後、かに組さんとかめ組さんも走ってきて、一緒に川に入りました。創也が深みに嵌りかけて半泣きになったのは、秘密にしておいてくださいね。

「ふ~ってやって」「ふー……」「ね、もっかい」

 ふれあい公園へ散歩の途中。二咲としじみ組の雄貴がたまたま集団の後ろの方に居たので、 何気なく「二咲、雄貴連れてってくれるかい」と声を掛けると、手をつないで嬉しそうに歩き始めました。 雄貴もまんざらでもなさそうなので、見ていると、雄貴が急ブレーキ。二咲もがくんとなりながらも「どうしたの?」 という感じで雄貴ちらっと。どうやらたんぽぽの綿毛を発見したよう。以前雄貴は綿毛を「ふーっ」と 飛ばせなくて困っていたというのを鈴木から聞いていたので、どうするんだろうと見ていたのですが、 今回はぷちっと摘んだ綿毛を、すーっと二咲の口元へ。さも「ふいて!」と言わんばかりに。
 二咲もそれを察したのか「ふーっ」と一息。綿毛がぱっと散って、風に乗って飛んでいきます。嬉しそうに見つめる雄貴と二咲。その後も
雄貴は二咲のところへ綿毛をすっ。二咲は「ふーっ」。雄貴はニコニコしてまたすっ……。
無邪気な雄貴と健気な二咲の姿に、二咲とお兄ちゃんの十悠の姿が重なりました。
きっと、こうやって構ってもらってきたんだろうなーと微笑ましく思いました。

「大丈夫かい」「よしよし」

 小樽市内ほどではありませんが、保育園周辺もアップダウンは多々あります。平地での安定性はかなりのものになったあさり組さんでも、下りで思いっきり走れば誰かが転ぶ。この日はたまたま怜旺でした(長靴履いてきた時点でほぼ転ぶであろうことはわかっていたのですが)。
転べば痛いし涙も出る。でもそんなとき、すっと駆け寄って手を差し伸べるのは、ひよりや夢芽。創也や晃之介もときどき。日向や怜旺もするようになったかな。大人と同じように「大丈夫かい」と声をかけたり、頭を撫でたり。子ども同士の世界が出来つつあるので、すっと泣き止めることも多いのです。
泣きやめたら、再スタート。今度は一緒に、手をつないで。
 このようなまとまりの無い感じに仕上がりました。本当に気付けば一ヶ月も経っていて、時間の流れる早さに驚きます。 そしてこうして書き始めてみると、書きたいエピソードが出てくる出てくる。「感覚的にはあっという間なんだけど、 こんなに濃かったっけ」とまた驚いてしまいます。保護者のみなさんも「こんなことがあった」って何かに記録しておくと、 後で面白いかも。過去って振り返らないと同じようなことの繰り返しに思えてしまうのですが、よく見てみるとみんな違って 面白いんですよね。で、面白いことがあったら、保育士にも教えて下さいね。星野は、 もう少し頻繁にニュースを発行出来たらなと反省です。

(星野 記)